空間デザイナーへの依頼から店舗完成までの流れ

空間デザイナーの仕事は、お店等の空間をデザインし魅力を引っ張り出すことです。その結果、お客さんが増えれば空間デザイナーとしての仕事は完了したといえるでしょう。空間デザイナーに依頼して集客力を上げれば、収益アップも可能になります。この場合、どのように依頼したらよいでしょうか。依頼をしてから完成までの流れを見て行きます。

まずは見積もりを依頼してみること

空間デザイナーに依頼する場合には、まず業者選びからスタートします。業者選びはいくつかのポイントはあるものの、もし口コミなどでよいところがあればそこにお願いをしてみるのが1番です。業者によっては、口コミが一切ないところもあります。知っている人から口コミを受ける分には問題ありませんが、インターネット上の情報はよく比較をすることが必要です。

中には、いい加減な情報が含まれていることもあるからです。しっかりした根拠がありそうな口コミだけを見て判断しましょう。業者選びができたら、業者の方が自宅に来るか、自分たちが業者の方に訪問します。このとき、どのようなデザインがよいのか検討してその後見積もりを行います。

この段階では、まだ正式な契約に至っていません。もし業者と対面したときや、業者の事務所に行ったときに、ここではないと判断した場合には、無理して契約をする必要はありません。たいていの見積もりは無料になっていますが、たまにお金を支払わなければいけないところもあるため注意が必要です。

デザインの要望を明確に伝えること

見積もりが完了した後は、いよいよ設計をしていくところですが、このとき要望を明確に伝えるとよいでしょう。要望を伝えなければ、そのデザイナーが得意としているデザインを採用しそれに基づいてお店の内装が決まってしまいます。ある程度自分たちの希望があるならば、それをいくつか紙に書いておくとよいでしょう。

それに基づいて業者の方もどのようなデザインにするかを判断していきます。デザインが決まったならば、実際にどのような流れになるかの説明をしてもらうことがあるでしょう。たとえば、依頼する側にとって気になるのは、どれぐらいの時間がかかるかです。

依頼する側からすれば、お店の開店時期に合わせなければならないため、この点を明確にしておくことが必要です。おおむね1ヵ月から2ヶ月程度で終わることが多いですが、あまりこだわりすぎると3ヶ月以上かかってしまうこともあるでしょう。

デザインの最終チェックは業者と行おう

デザインがスタートした後は、業者の方で次々と仕事を進めていきます。一旦仕事をし始めたら、仕事が完成するまでそこまで時間がかからないそうです。多くの場合は、打ち合わせなどに時間がかかってしまいますので、打ち合わせが終わった段階で半分は完了していると考えた方がよいです。

もし、途中で変更する場合は予算が変わってくる可能性もあります。この場合には、見積もり金額をもう一度出さなければいけません。なるべく途中の変更は避けた方がよいですが、やむを得ない場合は業者の方に伝えましょう。

もちろんできるものとできないものがあるため、できないものに関しては諦めましょう。デザインが完成した後は、最後にチェックをして終了になります。お金のお支払いは、事前に行う場合もあれば、最初に少しだけ支払っておき、完成後に残りのすべてをもらうパターンもあるでしょう。

空間デザイナーにデザインの仕事を依頼する場合、まず見積もりからスタートします。見積もりの段階では、おおよその金額が出ますが、とくに途中で変更がなければその金額が最終的に請求されることになるでしょう。

この段階で契約には至っていませんので、気に入らなかった場合は断ってもよいです。契約をした場合には、その後デザインをより明確にしていきます。デザインが決まり次第、建築がスタートしますが、建築期間は1ヵ月から2ヶ月位になることが多いでしょう。完成した後は、依頼者と一緒にチェックをして問題がなければ終了です。