空間デザインは、クリエイティブな仕事をしたいと思っている方にとってはとても興味深い仕事ですよね。しかし、華やかそうな仕事にみえても、実際に働いてみると思わぬ苦労をすることもあるのが空間デザインの仕事です。今回は空間デザインの仕事が大変なのか。またよくある悩みや苦労について紹介しましょう。
地味な作業が多く、以外と体力を使う
空間デザインの仕事は大変です。空間デザインとは、屋内や室内関係なく、その空間を彩って形にする非常にクリエイティブな仕事です。これだけ聞くと、なんて華やかな仕事なのだろうと思いますよね。しかし、実は「地味な作業が多い」のが現実なのです。まず、クライアントに自分の空間デザインを採用してもらうため、プレゼンを行う必要があります。その資料作りで、期日に間に合わせるため籠って作業をすることも。
さらに体力勝負な部分も多くあり、空間を実現させるために、自らが身体を動かす必要が出てきます。たとえば、スケジュールを間に合わせるために自分も現場の手伝いをしなくてはならないときもあり、ただデザインをするだけでは終わりません。華やかでクリエイティブな仕事であることは間違いないのですが、裏では大変な思いをしているのが空間デザイナーです。
生活リズムが不規則
空間デザインの仕事は生活リズムが不規則になると思ってください。なぜなら、「クライアントありきの仕事」だからです。ある店舗の空間デザインを任されたとします。実はもうその店舗はオープン日が決まっており、非常にタイトなスケジュールで仕事をしなくてはならないことが判明。
そうすると一気に忙しくなってしまいます。早々にデザインを決め、資材も早めに調達しないといけません。オープンに間に合わせるのは絶対です。そのため、休みなく徹夜の作業をするときも。クライアントの要望を叶え、空間デザインを実現するためには、生活リズムが不規則になることは覚悟が必要です。
境界線があいまい
「どこからどこまでが自分の仕事」という境界線があいまいなのが空間デザインの仕事です。空間全般に携わるので、たとえば装飾品の調達、取り付けなど、どこまで自分でやる仕事なのかははっきりしていません。
そのため、自ら線引きをして取り組まないと自分の仕事ばかり増えてしまい苦労してしまいます。自分の考えをハッキリと現場に伝え、しっかりとした意思を持って仕事をしなくてはなりません。しかし、スケジュールの状況によっては線引きを越えて作業に関わることも必要になってしまいます。
デザインが受け入れられない
自らの作り出したデザインが受け入れられないとき、空間デザインの仕事を続けていくかどうか悩んでしまう人がいます。クライアントから自分のデザインについて指摘を受けたり、自分以外のデザイナーの作品が採用されたりと、自分のデザインが受け入れられないときはつらいです。
プレゼンが採用され、いざ自分がデザインした店舗やイベントが世に出たとしても、それがうまくいかなかったときも辞めてしまいたいと思ってしまうときもあるでしょう。自分のデザインが受け入れられないということは、予想以上につらいことなのです。
空間デザインの仕事でよくある悩みや苦労を紹介しました。実は地味な作業が多くて体力勝負。生活リズムも不規則になりがちで、自分のデザインが受け入れられず落ち込んでやめたくなるかもしれません。これだけみると厳しい仕事だなと思ってしまいますよね。しかし、どんな仕事も大変なことがあり、空間デザインの仕事だけが特別苦労するわけではありません。大変な部分があることを受け入れたうえで働くことが大切です。