開業などの際、内装デザインを考えるのは楽しいですよね。おしゃれで綺麗な印象のある美容室は、その空間デザインとレイアウトがとても大切になってきます。印象がよくなるようなデザインはもちろんですが、それ以上にレイアウトをしっかりと行わなければなりません。今回はそんな美容室の空間デザインと基本のレイアウトについてご紹介します。
美容室の内装のデザインで注意すべきポイントとは
美容室の内装のデザインで注意すべきポイントは、全体のバランスを整えることです。シンプル過ぎがいいということではなく、かといって過剰に装飾的なものも帰って落ち着きません。現代で流行とされているデザインや、ニーズに合わせたデザインにするのもアイデアのひとつです。たとえば無機物と有機物をうまく使ってメリハリを持たせたり、デザインに統一感を持たせたりといった雰囲気から演出する場合もあります。
こうした内装デザインは、全体の色のバランスのほかに壁や床の素材、インテリアの大きさや間隔といったバランスに注意しなければなりません。また、デザインを工夫しようとするあまりに、欲張り過ぎていろいろな要素を詰め込んでしまわないように注意してください。統一感がなくなるばかりではなく、ごちゃごちゃとした内装は、清潔感や整理整頓された綺麗な空間のイメージがなくなってしまいます。
コンセプトを固めておしゃれな内装にしよう
美容室の内装はコンセプトによっても変化します。ターゲットやコンセプトを明確にすることで、内装のイメージがしっかりとでき、おしゃれにする余裕も出てきます。美容院はとくに非日常感を求める人が多いため、内外装のおしゃれさやセンスのよさによって集客が変動します。ターゲットとなる客層の年齢や性別、どういった悩みに訴求ができ、どういったサービスを受けたいかなどを細かく決めることで、よりコンセプトが固まりやすくなるのでおすすめです。
また、コンセプトを決めることで立地や営業時間、ヘアカットのメニュー、価格などが決めやすくなるのもポイントです。また、外から内装が分かりやすいデザインにすることで、新規の客が足を止めやすくなるといった効果もあります。
レイアウトに不備があった場合どんな問題が起こるか
レイアウトの不備はさまざまな問題につながってしまいます。たとえば、レイアウトによって狭くなってしまった場合、スタッフ同士の連携が取りにくくなってしまったり、ワゴンが動かしづらくなってしまったり、スタッフ同士がぶつかりやすくなってしまうといった可能性も出てきます。
また、カラー剤などの薬品が客にかかってしまった場合なども大変ですよね。そういったトラブルが起きてしまった場合、レイアウトによってクレームが入ってしまうなんてこともあるのです。また、直接的ではなくとも、非日常感を演出する美容室ではリラックスやリフレッシュを求める人も多くいます。そのため、他人の目が気になる施術台の配置や、バックヤードが近くゆっくりできない、そもそもレイアウトが狭くて窮屈に感じてしまうといったストレスにもつながってしまうのです。
そうなってしまうと、なかなか集客ができないばかりか、リピーターがいなくなってしまうといった事態にも陥りかねません。レイアウトをチェックする際はスタッフ同士の動線確保のほかに、リラックスできる施術台の配置、バックヤードとの距離などもしっかりと確認してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?美容室においての空間デザインと基本のレイアウトについて解説しました。非日常感を求める美容室の空間デザインは、難しいようでコンセプトをしっかりと固め、客目線に立って考えることが大切です。人がいきたいと思えるような美容院のコンセプトと内装デザイン、レイアウトを考えて素敵な美容院を作り上げてみてはいかがでしょうか。