フリーランスで空間デザイナーができるのか?平均年収やスケジュールについて
家やオフィス、ホテル、店舗など、さまざまな空間をデザインする「空間デザイナー」。そんな空間デザイナーを目指している方も多いでしょう。また最近は、働き方として「フリーランス」が注目されています。そこでこの記事では、フリーランスの空間デザイナーの年収やスケジュールについて解説します。
フリーランス成功のカギは人脈?
フリーランスの空間デザイナーとして成功するために最も大切だと言えるのが「人脈」です。そもそもフリーランスとは、企業などの組織に所属せず、個人で仕事をする人のことを指します。同じ空間デザイナーでも、企業に所属していると、その企業が請け負った仕事を従業員として行うことになります。
一方でフリーランスだと、請け負う仕事を自分で探して掴みにいかなければいけません。そのため、人脈が成功のカギと言えるのです。では、フリーランスの空間デザイナーはどのように人脈を得るのでしょうか?
フリーランスの勉強会に参加する
フリーランスで仕事をする人は空間デザイナーだけではありません。さまざまな職業のフリーランスの方が集まる勉強会に参加すると、そこで人脈を広げられます。勉強会に参加するときは、自分のポートフォリオを忘れないようにしましょう。
卒業した専門学校から人脈を広げる
デザイン系の専門学校を卒業した方は、専門学校を使わない手はありません。専門学校の講師の方々は、デザイン業界に精通している方が多いです。専門学校の同窓会や講座などがあれば、積極的に参加しましょう。
コンペに参加する
空間デザインは、国内外でさまざまなコンペが行われています。そのようなコンペには、積極的に参加しましょう。直接仕事に繋がらなくても、ポートフォリオを充実させられます。
フリーランスの収入はどれくらいなのか
フリーランスの空間デザイナーを目指すにあたり、気になるのは収入でしょう。まず、フリーランスも会社員も含めて、空間デザイナーの平均年収は400万~500万円とされています。中でもフリーランスは、会社と違って固定給ではなく、仕事の内容によって収入が変動します。
また、働き方によって変動するのも特徴です。そのためフリーランス空間デザイナーの平均年収は幅が広く、100万円程度の方から1,000万円を超える方もいます。
空間デザイナーの仕事の流れ
ここからは、フリーランスの空間デザイナーの仕事の流れと1日のスケジュールを見ていきましょう。
仕事の流れ
まずは、依頼を受けたクライアントから、どのような空間にしたいのかヒアリングをします。クライアントがどんな空間を望んでいるかを考え、クライアントのイメージをデザインの中に落とし込んでいくのです。ヒアリングが終わったら、実際にデザインを作成します。空間デザインの多くは、ラフスケッチでイメージを描いたあと、図面、CG、模型などを用いて形にしていきます。
作成したデザインにクライアントからのOKが出たら、インテリアを選び、施工業者との打ち合わせです。作成したデザインに合ったインテリアや内装、外装を選択しますが、中にはイメージ通りの装飾がないことも。そんなときは、デザイナーが装飾を手作りすることもあります。そのように空間デザインを作り上げ、クライアントに引き渡したら、空間デザイナーとしての仕事は完了です。
1日のスケジュール
フリーランス空間デザイナーの仕事は、担当している仕事の内容によって1日のスケジュールが異なります。現場に足を運ぶのが早朝の場合は早朝から動き出しますし、反対に深夜の場合もあります。多くのフリーランス空間デザイナーは、現場に足を運ぶ時間に合わせ、その前後でお客様からの問い合わせ対応や資料作りなどを行っているのです。
まとめ
フリーランスの空間デザイナーについて解説しました。フリーランスという働き方は、空間デザイナーに限らず、近年注目されている働き方です。実績や実力が認められれば、その分仕事に反映され、収入アップも見込めるでしょう。しかし、フリーランスとして活躍するには、それなりの努力も当然必要になります。さらにスケジュール管理も必要です。これからフリーランスの空間デザイナーになりたいという方は、ここで解説したことを参考に、フリーランスの働き方が自分に合っているかどうか、慎重に検討してください。
