空間デザイナーは屋内、屋外問わず、与えられた空間全体をデザインしなければなりません。そのため、デザインをするセンスが求められますが、それ以外にも求められるものは多くあります。そこで今回は、空間デザイナーに求められる能力や空間デザイナーに向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
空間デザイナーに求められる能力
空間デザイナーと聞くと、華々しい仕事をイメージしますが、どのような能力が求められるのでしょうか。ここでは、空間デザイナーに求められる能力を解説します。
空間や色彩のセンス
空間デザイナーとして活躍するためには、空間や色彩のセンスがなければなりません。クライアントの意向に沿った形で、どのようにデザインすれば見る人を魅了できるのか、どうすれば空間を上手く使えるのかというセンスが必要です。また、空間を美しく演出するためには色彩センスも重要で、センスのよさで完成度に違いがあります。
スケジュール管理能力
いくら空間や色彩のセンスがあっても、納期に間に合わせることができなければ意味がありません。もし納期に間に合わなければ、クライアントだけではなく、さまざまな工程に関わる施工業者などに迷惑をかけてしまいます。そのため、スケジュール通り進んでいるかチェックし、遅れが出ている場合は残業をお願いしたり、自分で手伝ったりすることが必要です。
コミュニケーション能力
空間をデザインして演出するためには、さまざまな人に協力してもらわなければなりません。クライアントとは、イメージを共有するために何度もヒアリングをくり返す必要があり、工事現場では施工業者とチームになって仕事を進め、指示を出すこともあります。そのため、誰とでも話せる高いコミュニケーション能力が必要です。
空間デザイナーに向いている人の特徴
空間デザイナーにはさまざまな能力が求められますが、どんな人が空間デザイナーに向いているのでしょうか。ここでは、空間デザイナーに向いている人の特徴を紹介します。
創造力が豊かな人
空間デザイナーは、イメージしたものを具現化できなければなりません。そのため、創造力が豊かな人が向いているといえるでしょう。創造力が豊かであれば、クライアントとすり合わせたイメージを具体的に形にすることができます。また、見る人を惹きつけるような斬新なデザインも創り出せるでしょう。
建築物やインテリアが好きな人
建築物やインテリアが好きな人も空間デザイナーに向いているといえます。オシャレな建築物やインテリアを見て覚えることで、さまざまなデザインの知識が備わっているからです。豊富な知識があれば、与えられた空間でどのようにインテリアを配置すればいいのか、すぐさまイメージできるでしょう。
こだわりが強い人
空間をデザインするためには、細かい部分までこだわらなければなりません。そのため、自分が取り組んでいることに対して、こだわりが強い人が向いているでしょう。mm単位での細かい修正をくり返して、完成度を高める空間デザイナーは多くいます。完成度が高くなければ、空間デザイナーとしての評価も高くなりません。
空間デザイナーに向いてない人の特徴
空間デザイナーは、クライアントにヒアリングをして、求めているデザインのイメージや要望、予算や納期などを引き出す必要があります。そのため、人見知りや話下手など、人と接することが苦手な人は向いていないでしょう。また、新しいものを創造することが苦手な人やゆっくりマイペースで時間を過ごすタイプの人も難しいといえます。
まとめ
空間デザイナーに求められる能力は、空間や色彩のセンス、スケジュール管理能力、コミュニケーション能力などです。空間デザイナーに向いている人の特徴は、創造力が豊かでイメージを具現化できる人や建築物やインテリアが好きな人、自分が取り組んでいることに対してこだわりが強い人が向いているといえます。空間デザイナーに向いてない人の特徴は、人と接することが苦手な人や新しいものを創造することが苦手な人、マイペースな人などです。