空間デザイナーは、専門学校や大学で勉強をしてから目指すルートが一般的です。近年では独学で勉強する方も増えていますが、実際のところ独学で空間デザイナーを目指すことは可能なのでしょうか?今回の記事では、独学で空間デザイナーを目指したいと考えている人向けに、勉強するコツやポイントについて解説します。しっかり確認しましょう。
独学で空間デザイナーを目指すことはできる?
結論からいうと、独学で空間デザイナーの勉強を一から始めて、現在空間デザイナーとして働いているという方は少なくありません。空間デザイナーは国家資格でもなく、何か特別な資格が必要なわけではないため、無理して学校に通う必要はないのです。空間デザイナーを目指す方に向けて独学テキストも販売されている他、現役空間デザイナーによる無料レッスン動画なども増えているため、コストを抑えて勉強できます。
ただし、空間デザイナーにはさまざまな知識が必要で、一朝一夕ではマスターできません。専門学校であれば2年で済んだところを、独学だと3年かかったという方もいます。理解できない部分が出てきた時に困ることもあるので、独学する際には勉強方法が鍵となるでしょう。
空間デザイナーになるための具体的な勉強方法
ここで、空間デザイナーになるための具体的な勉強方法をみていきましょう。まずは、空間デザイナーはどんな仕事をするのか仕事内容を勉強したり、空間デザインに関する基礎知識を勉強したりしてください。基礎知識に関しては、通信講座のテキストなどを一通り勉強すればマスターできます。
空間デザイナーの仕事内容を知りたい場合は、現役空間デザイナーの方のブログやサイトをチェックすると、普段の仕事内容を拝見できるでしょう。仕事内容を把握することで、これから勉強する内容が仕事のどの部分で役に立つのかがわかりやすくなります。
次に、空間デザインで利用するであろうツールについて勉強してみましょう。たとえばCADやPhotoshopなどが代表的です。ツールの使い方すべてをマスターする必要はありませんが、空間デザイナーはこれらのデザインツールを使い分けるため、最低限の使い方や、存在くらいは知っておいた方が安心です。
使うツールについてわかったら、空間デザインに関連する知識を学んでいきます。色彩やディスプレイ、インテリアなど空間デザインをする上で欠かせない要素となる部分を把握することで知識が深まります。余裕があればこれらに関連した資格取得をして、自分が専門知識を持っている証明書として資格を使うこともおすすめです。
そして空間デザインに関する知識を一通り勉強したら、実際する空間について勉強していきます。これまで学んだことはすべて机上の空論に過ぎないため、実際に部屋やディスプレイなどを見て空間を分析することで、より一層理解が深まります。このような流れで勉強すると、独学でも必要な知識を得られるでしょう。
結局のところ、独学で空間デザインを学ぶのは難しい!
独学のポイントについて解説しましたが、空間デザインは学ぶことがとても多いため、独学するとなるととても苦労します。わからないことが出てきた時にも、近くに正解を聞ける人がいなければ疑問が解消されないまま勉強を続けないといけません。疑問点を残さずに着実に勉強効果を上げるためには、プロが教えるスクールや専門学校に通った方が無難でしょう。
専門学校やスクールでは就職転職サポートを行うところもあるので、自力で仕事を探すよりも就職先を見つけやすくなります。せっかく独学で勉強したのに仕事がないという事態に陥らないよう、スクールや専門学校に通うのも視野に入れてみてください。
まとめ
このように空間デザイナーに関する知識は独学でも勉強可能ではありますが、勉強には時間がかかる上に、将来的に仕事を見つけられるかどうかが難点です。営業力やコミュニケーション能力が高ければ自分でも仕事を取れますが、そうではない場合、専門学校やスクールに通ってコネクションを作ることを検討するのも手でしょう。