フリーランスとして活躍する空間デザイナー?メリットやキャリアパスを解説
空間デザイナーは建物やインテリアだけでなくその空間全体をコーディネートやデザインするのが仕事です。室内だけでなく室外にも活躍の場があり公共施設、商業施設、家などさまざまなところの仕事ができます。就職先としては建築会社やインテリア、住宅に関係する会社が多いですが、フリーランスとして働くという選択肢もあります。
フリーランス空間デザイナーの魅力
空間デザイナーとして会社に勤めずフリーランスとして働く場合、どのような魅力やメリットがあるのでしょうか。働き方に悩んでいる方は参考にしてみてください。
やりたい仕事を選べる
会社で働く場合は会社とクライアントの希望するように空間デザインをすることになります。しかし、相性の悪いような仕事も当然する必要があます。
フリーランスになれば自身で仕事を選べるので、自分がやりたいと感じた空間デザインの仕事ができます。自分と相性のよさそうな仕事を選ぶことでデザイン力や企画力を最大限発揮でき、クオリティの高い仕事ができる可能性があります。
もちろんフリーランスになってすぐは自由に仕事を選ぶことは難しいので、実績づくりのために精力的に働かなければいけない場面もあます。実績を積んでいけば大きな仕事をつかむチャンスにつながっていくでしょう。
スケジュールを立てられる
フリーランスの場合、働く時間は決められます。朝が弱い方は仕事のスタートは遅めにすることで働きやすくなります。自宅で仕事をする場合は満員電車に揺られて会社に出勤する必要もありません。しかし自分でスケジュールを立て、計画的に仕事をして納期までに仕事をおわらせなければいけないという責任もあります。
フリーランスとしての収入
フリーランスの空間デザイナーはどれくらいの収入が期待できるのでしょうか?会社勤めの場合とも比較して働き方を考えましょう。
会社勤めの場合
空間デザイナーを含んだデザイナー職の年収は300万円から500万円台が多め。600万円くらいで頭打ちになるため、そこからはデザイナーとして働き続けるか、独立するか役職に就くかといった選択があります。
フリーランスの場合
デザイナー系のクリエイティブ職につくフリーランスは100万円から300万円という年収の方が最も多く年収は低めとなっています。しかし300万円から500万円稼いでいる方も割合としては多くなっています。500万円以上稼いでいる方ももちろんいるので、フリーランスは自分のがんばり次第で収入アップを目指せるといえます。
フリーランス空間デザイナーのキャリアパスと成長
フリーランスの空間デザイナーになるにはどういった道があるのでしょうか?代表的な流れを解説します。
デザインやインテリアについて学ぶ
まずは学校でデザインやインテリアの基礎知識をしっかり身につけるのがおすすめ。美術系の大学、デザイン系の専門学校などに通うのが一般的です。独学でスキルや知識を身につけることもできますが、就職を考えたときに専門的な勉強をしていた方が有利といえます。
資格を取得する
空間デザイナーを名乗るのに特別な資格は必要ありませんが、資格を取ることで評価や仕事につながりやすくなります。インテリアプランナー、空間ディスプレイデザイナー、インテリアコーディネーターなどの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
就職する
フリーランスとして活躍したいと思ってもある程度実務経験がないと独立は難しいでしょう。そのため企業に就職して実務経験を積み、ノウハウやスキルを身につけ独立資金をためる必要があります。空間デザイナーとして活躍できる就職先としてはデザイン事務所、インテリや建築、住宅系の企業などが考えられます。
フリーランスになる
独立資金がたまった、ある程度フリーランスでやっていけるスキルや知識、人脈ができたといった場合はフリーランスになりましょう。実力がついてくれば企業勤めより稼げるようになる可能性もあります。
まとめ
空間デザイナーはインテリアや照明、カラーコーディネートなどをデザインする仕事です。商業施設、公共施設、住宅といった空間のトータルコーディネート、デザインを行うため幅広い仕事ができる反面、求められるスキルや知識も幅広いものが求められます。フリーランスの空間デザイナーとして活躍したいのであれば、まずは学校で知識を身につけ、企業に就職して実務経験を十分積んでからフリーランスデビューするのが賢明です。