空間デザイナーは、実績があれば年齢に関係なく収入を伸ばすことができる仕事です。また、クライアントがイメージする居住空間や店舗を再現する夢のある仕事といえるでしょう。この記事では、空間デザイナーってどんな仕事なの?という疑問や空間デザイナーの収入はどのくらい?という疑問について簡単に説明します。
空間デザイナーの具体的な仕事内容
空間デザイナーとは、住宅の内部や庭などのスペースをデザインしたり、お店やイベントスペースの空間をデザインする仕事です。空間をデザインするにあたり、クライアントへの聞き取りや、イベントスペースに集客するためのマーケティングを行うこともあります。
また、デザインした空間を再現するため、施工業者との綿密な打ち合わせも必要となります。空間デザイナーというと、デザインだけの仕事と思われますが、打ち合わせの際の予算の聞き取りや、デザインを再現する際の建築などの指示なども行うため、デザイン以外の知識も必要です。
インテリアデザイナーとの違い
空間デザイナーと似ている職業として、インテリアデザイナーがあります。インテリアデザイナーは、部屋の内部を中心にデザインするのに対し、空間デザイナーは、庭や商業施設、イベントスペースなど、部屋の外部のデザインも行います。
また、インテリアデザイナーは、既存の家具や照明、カーテンなどを使用するのに対し、空間デザイナーは、デザインの再現に必要な家具などを自分で作ることもあります。
空間デザイナーの収入相場
空間デザイナーの初任給は、一般的な総合職よりも低く、月収18万円前後といわれています。なぜなら、空間デザイナーは、経験を必要とする専門職だからです。しかし、早い段階で、デザインの賞を獲得したり、テレビなどで報道されるような売れっ子になると、フリーランスの場合で、年収が1,000万以上となる場合があります。
また、企業で空間デザイナーを行う場合、通常のサラリーマンと同じ給与形態となります。具体的には、入社して20代のころは200万円以上、30代で300万円以上、40代で400万円以上といった形です。企業の規模によっても、収入に差があり、とある調査では、企業の規模が10人~1,000人未満の場合には450万円前後、1,000人以上の規模となると650万前後という違いがあります。
空間デザイナーとしての収入を上げるためには?
空間デザイナーとして収入を上げるためには、年齢は関係なく、大きな実績をあげることです。具体的には、空間デザインの仕事で賞を獲得したり、テレビなどで報道されて有名になることです。
また、勤務先で、クライアントから指名されて大きな案件が取得できるようになると収入があがります。では、どうしたら、大きな実績をあげられるのでしょうか。
とにかく経験を積む
空間デザイナーは、デザインだけでなく、いかに予算内で、クライアントを満足させる空間をつくるのかということが重要になります。また、イベントスペースなどでは、集客効果も求められるでしょう。
そのためには、空間デザイナーとしての仕事を数こなし、経験を積むことで、どういったデザインを使うことによって、予算内に満足いくデザインに仕上がるのかを身に着けていく必要があります。
できることを増やす
空間デザイナーは、家具やインテリア、建築技術など、多岐にわたり知識が必要です。そこで、家具の勉強をして、自分のイメージ通りの家具を作れるようになったり、建築技術を深く学んで、空間のデザインの際に施工業者に詳しく指示ができるようになると、よりよい空間のデザインが行えます。
空間デザイナーとして経験を積むだけでなく、関連業務の知識を深めると、クライアントを満足させる空間デザインができるでしょう。
空間デザイナーは、クライアントがイメージする理想の空間を再現する、夢のある仕事です。最初のころは収入が少ないですが、経験やスキルによって年齢に関係なく年収をあげることもできます。興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。