店舗や施設、そして個人の住宅の内装デザインを行うのが空間デザイナーの行う仕事です。
依頼者の要望に応えて、空間そのものをデザインするので、空間デザイナーのセンスは重要なものになります。
しかし、センスが重要だといっても、空間のデザインに関する基本的な知識は必ず必要になります。
もしも、その知識を効率的に得たいと考えるなら、資格の取得を目指して、その過程で勉強するとよいでしょう。
空間デザイナーになるために取得しておくとよいものがいくつかあるので、自分がやりたい分野に役立つものを選定することをおすすめします。
実力があれば資格は必要ない
空間をデザインする仕事を行うために必須といわれる資格は一切ないので、自称空間デザイナーであれば、今すぐ誰でもなることができます。
しかし、自称では仕事として成立させるのは無理なので、空間ディスプレイデザイナーやインテリアコーディネーターに合格すること目指しましょう。
それらを取得できれば、まったく経験のない方でも空間デザインを仕事にできる可能性が広がります。
独学で空間デザイナーに必要な資格を目指せる
空間デザインに役立つ資格はいくつかありますが、それらは受験の条件が緩いものがほとんどなので、頑張れば独学で合格することも可能です。
大きな本屋を訪れれば、合格するために必要な知識がしっかりと記載された参考書が売っているので、自身が目指すものに対応する書籍を購入しましょう。
数千円程度の出費で、勉強が行えるため、お金をかけずに合格したい方におすすめできます。
近くに売っている本屋がないのなら、大手のオンラインショップを探してみましょう。
なお、独学はスケジュール管理がきちんと出来ない方には難しいため、書籍を購入しても、最後まで勉強をやり遂げられなかった方もいるはずです。
その場合は、独学でもスケジュール管理がやりやすい、通信講座を活用するとよいでしょう。
書籍とは違って、進め方が指定されているケースも多いので、そちらの通りに勉強をおこなえば計画的に合格を目指せます。
しかも、分からないところがあったら質問できるというサポートが付いているため、わざわざ自身で調べる手間も省けます。
大手の会社ならば、空間デザインに役立つ通信講座が一つか二つはあるので、説明文を読んだ上で学習したいものと契約しましょう。
就職を考えているならスクールの活用を
空間ディスプレイデザイナーなどの、空間デザイナーになるための資格を取得したとしても、実際に就職できるかは別の問題となります。
すでに建築事務所やデザイン事務所に就職しているのなら、何も考えずに合格を目指せばよいでしょう。
しかし、これから就職先を探そうとしているのなら、合格を目指せるだけではなく、就職先を探してくれるスクールの活用をおすすめします。
就職に有利になるスクールを探したいときは、実際に卒業生が建築事務所やデザイン事務所などで働いていることを、公式サイトで確認しましょう。
主な卒業生の働き先を載せているスクールも多いので、そちらを見れば、本当に就職できるかを確認できるはずです。
卒業生の就職率も大切なのですが、空間デザインとは別の仕事に就いている可能性もあるので、働き先の情報を優先させたほうが確実です。
もちろん、就職率が高くても、各種試験の合格率が低ければ意味がないので、そちらもしっかりとチェックしておきましょう。
ただし、就職率がよいとろころは、合格率もよいという傾向があるので、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
空間デザインの仕事をしたいのなら、資格の取得を目指すだけではなく、働き先を見つけることも考えなければいけません。
独学とスクールに通う方法がメジャーなので、将来空間デザイナーとして輝くために、自身に最適な方法を選びましょう。