内装デザインや空間の設計をする「空間デザイナー」。顧客が頭の中にイメージしている空間を具現化する、素晴らしい職業です。そんな空間デザインの仕事をしたい方や、すでに仕事をしている方の中には、いずれ海外で働きたいと考えている方もいるでしょう。本記事では、海外で働くメリットと、空間デザイナーの海外での需要についてお話します。
海外で働くメリットとは
まずは、海外で働くメリットを見ていきましょう。
自分の視野が広がる
海外で働くと、自分の視野が一気に広がります。日本で生まれ育ち、海外に住んだことがないという方はなおのことでしょう。なぜなら、日本では当たり前だと思っていたことが、海外では当たり前ではないからです。文化の違いもあるため、今まで知らなかった異文化に触れることができ、純粋に楽しめるでしょう。
この先どこでも働けるという自信になる
海外で働くと、この先どこに行っても働けるという自信がつきます。海外で働きたいと思う一方「言葉や文化が違う国でやっていけるのか?」と不安になるでしょう。そんな不安を飛び越えて海外で働くと、働いていること自体が自信に繋がるのです。
人脈が広がる
海外で働くと、当然人脈が広がります。また、パーティーや勉強会といった仕事以外の場にも足を運び、積極的に人脈を広げるといいでしょう。今後日本でビジネスをしたいと考えている方に出会えたら、将来にも繋がります。
英語が上達する
海外で働くと、当然ながら英語が上達します。日本で英会話スクールなどに通って英語の勉強をするより、強制的に英語しかない場所で生活するほうが、よっぽど早く英語が上達するでしょう。英語の上達は、この先のキャリアでも必ず役に立ちます。
デメリットも大きい
メリットが多い海外勤務ですが、やはりデメリットも大きいです。
言葉や文化の壁
英語の上達や異文化との触れ合いはメリットで挙げましたが、それが壁となってしまうことがあります。乗り越えてしまえば自分にとってプラスですが、乗り越えるまではデメリットと感じる人が多いでしょう。
リストラが多い
海外は、実力主義の会社がほとんどなので、日本よりもリストラが多いというデメリットがあります。
ビザの存在
海外で働くには、ビザが必要です。ビザの期限が過ぎると海外で働くことはできず、期限前に帰国しなければなりません。その期限を気にしながら働くのも、海外で働くデメリットです。
治安が悪い
日本は、世界の中でもトップレベルで安全な国です。そのため、赴任先の国の治安が悪いことがあり、それがデメリットになるでしょう。
空間デザインの仕事は海外で需要があるのか
空間デザインの仕事は、海外で需要はあるのでしょうか?実は、海外勤務の空間デザインの求人は、インターネット上に非常に多く掲載されています。たとえば、海外に移住して内装設計をする求人や、世界中をまわって展示会のサポートをする求人、世界中に展開する有名ホテルのインテリアデザイナーの求人などです。このように、空間デザインの仕事は、海外でも十分需要があります。空間デザインという仕事は、世界共通で求められている仕事なのです。
海外の経験は今後のキャリアに大きな影響を与える
海外でも需要がある空間デザイナーという仕事。先ほどご紹介した海外勤務のデメリットを見て、少し迷っている方も多いのではないでしょうか。しかし、海外勤務のデメリットも、経験に変えられます。言葉や異文化の壁は自分のスキルに繋がりますし、治安の悪さは、どんな環境下でもパフォーマンスができる力を養ってくれるのです。そんな海外勤務の経験は、今後のキャリアに必ず大きな影響を与えてくれるでしょう。
まとめ
海外勤務のメリット・デメリットと、海外での空間デザイナーの需要についてご紹介しました。海外勤務は、今まで飛び込んだことのない世界に飛び込むような感覚で、勇気がいることです。しかし、海外勤務によって得られるメリットやキャリアを考えると、せっかくのチャンスに飛び込まない手はないでしょう。これから空間デザイナーとして海外勤務をしたいという方、ぜひ勇気を出して、チャレンジしてみてください。