デザインスキルだけでは足りない？空間デザイナーに求められる能力！
「空間デザイナー」を志望される方からよく聞く問いとして「空間デザイナーになるためにはどういった能力が必要なのか？」というものがあります。この記事では「空間デザイナーの仕事の特徴」や「空間デザイナーに向いている人」「必要とされる能力」についてお伝えいたします。
空間デザイナーの仕事の特徴
空間デザイナーを目指すのであれば、できるだけ具体的に「空間デザイン」の仕事環境を想像しておく必要があります。ここでは「空間デザイン」の仕事の特徴を3つ挙げて説明いたします。
まず、1つ目は「実は空間デザインという仕事の明確な定義はない」ということです。どういうことかというと「空間デザイン」という用語には「ここからここまでが空間デザインの仕事」という定義がなく、場合によっては空間デザイナーは非常に幅広い業務を担当することになります。具体的には、空間デザインそのものだけでなく、準備や片付け、マーケティングなどを行なう場合も少なくありません。
「デザイン」としてイメージされるような業務だけでなく、力仕事や細かな作業を行なう必要があるなど、広範囲で多様な仕事を任される可能性が高いです。そのため、さまざまな仕事に対応できる能力が必要であるといえるでしょう。
2つ目の特徴は「意外と体力勝負である」ということです。「空間デザイン」の仕事では、仕事のスケジュールがタイトになることも多くあります。たとえば、お店の空間デザインを行なう場合、開店の前日は徹夜で作業することも珍しくありません。ですので、力仕事に抵抗感のある方の場合、少し厳しく感じられる部分もあるかもしれません。
3つ目の特徴は「デザイン」全般にいえることかもしれませんが「自分のデザインが認めてもらえないことも少なくない」という点です。「空間デザイン」の仕事は、コンペなどで競合と競うことも多く、自分のデザインがなかなか選ばれないこともあります。
相手の好みを把握していく、ニーズに適合するデザインを考えていく必要があるため、自分のデザインが選ばれないことがあるのは仕方ありません。そのなかでも、自分のセンスを信じて仕事をしていく気持ちの強さが必要になってきます。
空間デザイナーに向いているのはどんな人？
一般的には「建築や内装が好きな人」や「想像力や表現力が豊かな人」が空間デザイナーに向いているといわれています。「建築や内装が好きな人」は、おしゃれな建物や、インテリアについて考えるのが好きな方が多いので「空間デザイン」の仕事に取り組む際にも、そういった点を楽しむことができるでしょう。
ただ、仕事として取り組むためには、好きという気持ちや思いがあるだけでなく、実際にそれを考えて形にするための知識やセンスも磨く必要があります。
また「想像力や表現力が豊かな人」が「空間デザイナー」に向いているのは「空間デザイン」ではそれらのスキルが非常に大切になるからです。創造力や表現力が豊かであれば、それだけ素敵な空間をデザインできる可能性が高まります。
もちろん、そのような直感的な部分を活かしながらも、知識やスキルを身につけていくことが大切です。理論的な部分をしっかりと勉強すれば、もともともっていた創造力や表現力を活かしてよりよい仕事をしていくことができるでしょう。
空間デザイナーに求められる能力
空間デザイナーには主に「空間センス」「色彩センス」「コミュニケーション能力」「スケジュール管理能力」が求められます。「空間センス」「色彩センス」はデザインするために必須なので分かりやすいと思います。
また先述したように、さまざまな分野の人と協力して仕事をしてくために「コミュニケーション能力」も必要になってきます。「スケジュール管理能力」についても、限られた納期の中でよりよいデザインをしていくために必要です。
ここまで、デザインスキルという「仕事の特徴」「向いている人」「求められる能力」をお伝えいたしました。「空間デザイナー」という仕事は、非常に幅広い能力が求められます。ですので、空間デザイナーを目指す方はぜひ、デザインの知識を身に着けるとともに、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力なども獲得しておきましょう。あなたが今後の進路を考える際に、この記事の情報が参考になれば幸いです。
