空間デザイナーの仕事をしたいけど、将来どうなっていくのか不安。どんなキャリアを歩んでいくのだろう。そんな悩みを持っている方のために、空間デザイナーのキャリアパスについて紹介します。どんなキャリアがあるのか知ることによって、空間デザイナーとして歩んでいく未来の自分を想像しやすくなるはずです。
自分でデザイン事務所を立ち上げる
空間デザイナーのキャリアパスに、自分でデザイン事務所を立ち上げる選択肢があります。その前にまず、空間デザインの仕事に就くことから考えていきましょう。そもそも空間デザイナーとは空間デザインをする仕事で、そこに空間があれば屋内、屋外を問いません。そのため、全般的なデザインの勉強を学ぶ必要があるので、美術大学やデザインの専門学校を卒業してから仕事に就く人もいます。
しかし、必ずしもデザインの勉強をしていないと仕事に就けないわけではないので安心してください。社会人のはじめの経験としては、まずメーカー、もしくはデザイン事務所に勤務をすることがほとんどでしょう。そこから、会社を通してデザインの仕事を多く請け負うことになります。そこで働き続け、実力をつけながら昇進をしていくのも1つのキャリアパスであり、間違いなくもっとも安定している道だといえます。
しかし、デザインの仕事というだけあって、「自分でデザイン事務所を立ち上げることが可能」なのが空間デザイナーの魅力の1つ。企業で働き培ったデザインの経験や知識を、独立しても活かせます。自宅に事務所を構えてしまえば、子育てしながら働くこともできるうえ、仕事の裁量も自分で決められます。激務といわれる空間デザイナーですが、ライフスタイルに合わせた働き方も可能なのです。
フリーランスとして独立する
フリーランスデザイナーとして独立することもキャリアパスの1つです。フリーランスは、とにかく自由なのが魅力ではないでしょうか。時間的な自由だけではありません。自分がやってきた仕事の中で、得意分野を見つけることができれば、その専門として仕事を受注していくことが可能。今仕事ができているからといって、将来も必ずしも仕事ができるわけではありません。
常に最新の動向を追っていないと、時代に取り残されてしまい仕事が減ってしまうかもしれないことは覚えておきましょう。しかし、自分の生活に合わせて働けることは、事務所を立ち上げるのと同様魅力的です。子育てしながら、自宅を中心にできる仕事はそう多くありません。
どのような環境で働きたいかを考える
あなたはどのような環境で働いていきたいでしょうか。メーカーやデザイン事務所で働いていれば、ある程度安定しながらも、途切れない仕事をこなしながら実力をつけていくことができます。フリーランスデザイナーになれば、自分のライフスタイルに合わせながら、強みを活かした仕事をしていけます。事務所を立ち上げれば、自らがリーダーとして、ゼロから信頼を積み上げてチームで仕事をしていけるでしょう。
どのような環境で働きたいかを考えれば、空間デザイナーとしてのキャリアパスが見つかるはずです。はじめのうちは修行をする気持ちで働き、きちんとした実力をつけていれば、どんな環境でも選んで働けるのは空間デザイナーならでは。空間デザイナーのキャリアパスは広いです。
空間デザイナーのキャリアパスから、将来の考え方までを紹介しました。空間デザイナーは大変な仕事です。しかし、着実に実力をつけていける仕事のため、自分で道を切り開くことができるのです。未来の自分はどんな働き方をしたいのか想像し、目標を持って空間デザインの仕事をしましょう。