転職する前にチェック!空間デザイナーに向いている人の特徴
空間デザイナーは、建物内部のデザインをします。具体的には住宅やお店の内装、イベント装飾や展示会ブースのデザインなどいろいろあります。またデザインの責任者として、案件の最初から最後まで携わることになるので非常に重要です。では東京で空間デザイナーに転職を考えている場合、向いている人の特徴は何か詳しく見ていきましょう。
好奇心が旺盛で、なおかつ物事を合理的に考えられる
好奇心が旺盛で、とくに東京などの大都会で建築物や街角を見て回るのが好きな人は向いています。なぜならデザイナーは常に世の中でどのようなデザインが流行っているかを頭に入れておく必要があるからです。そのため普段から頭のアンテナを張り巡らして、街を歩いてはどこかによいアイデアがないか探さなければなりません。
これを無意識に行うことで、自然と知識がたまっていき、センスも磨かれて、よいデザインを生み出すことができるようになります。そして好奇心に加えて、物事を合理的に考える能力も必要です。空間デザインはただ美しいだけではいけません。
実際にデザインした住宅やお店、イベントを利用する人がいます。そのためどういう形や大きさにしたらより利用者が使いやすいかや、どういう形ならイベントでお客さんの視線を集められるかなどもふまえる必要があります。
ただデザイナーの趣味嗜好でデザインを決定することはできませんし、やってもいけません。あくまでクライアントやお客さん目線に立って、物事を考えることができる合理的な思考を持った人が向いています。
自分でスケジュール管理ができ、それに対応する体力を持っている
空間デザインの仕事は、とくにお店やイベントの場合あらかじめ実施する日は決まっています。そのため顧客側から示された日程は絶対に遅らせることができず、締め切りは必ず守らなければなりません。そのため、自分で普段からきちんとスケジュール管理ができない人は向いておらず、逆にできる人は向いているでしょう。
もちろん仕事ですから上手くいかないことも多いです。中々アイデアが生まれてこなかったり、予想もしないようなハプニングが起きたりすることもあります。しかしこれらは締め切りを守れなかった原因にはなりません。こうしたこともすべて予見した上でスケジュールを組んでいく必要があります。
ただスケジュール管理ができているだけでは空間デザインの仕事はできません。空間デザイナーは顧客との打ち合わせもしなければなりませんし、現場の視察も行う必要があります。加えて資材集めのために、東京中あるいは地方も含めてあちこちを動き回るということもよくあります。そのためこうしたハードワークに耐えられる体力を持っているという事も重要です。
自分の考えをきちんと伝え、また相手の話を聞く力を持っている
自分の考えをはっきりと伝えることができる人も空間デザイナーに向いています。この仕事はいろいろな決定を細かく求められます。たとえば壁の色はどうするか、床はどんな素材にするか、さらに照明は何色を使用して、どういった家具を配置するかなど決めなければならないことだらけです。
このときに迷ったり、おろおろしていたら周囲は大丈夫かと不安になりますし、信頼もされません。この空間デザインの責任者は自分であるという覚悟を持って、自分の考えを周りの人にきちんと伝えることが重要です。
その一方で相手の話を聞くという力を持っていることも必要です。ただ自分の考えを一方的に押し通すだけではいけません。
あくまで顧客の希望に応えるということが大切なので、顧客の意見はもちろん、外注する場合はその相手や設計士に大工さんなど、仕事に関わっている人とのコミュニケーションはきちんととるという事が重要です。その上で自分の理想のデザインを空間に乗せるというのが一流の空間デザイナーです。
空間デザイナーに向いている人は、好奇心が旺盛で物事を合理的に考えられる人です。またスケジュール管理をしっかりとでき、それをきちんと守る体力も必要です。合わせて自分の考えを顧客にきちんと伝え、相手の話も聞くことができるコミュニケーション能力の高さも欠かせません。これらを持ち合わせているのなら、東京で空間デザイナーに転職しても上手くやっていけるでしょう。
